今回は音源の波形編集(サウンド編集)ソフトの紹介です。
このフリーソフトではwav形式の音楽ファイルを取り込み、波形を見ながら様々な編集をすることができます。
波形を切り貼りして音源の長さを調整することはもちろん、ボリューム調整、ノイズ除去、ボーカルカット、フェードイン、フェードアウトなどなど。さらにはリバーブ、ディレイ、帯域フィルタなど本格的なエフェクトまでかけることができます。
ダウンロード
まずは窓の社からインストーラをダウンロードしましょう。
窓の社からダウンロード
ダウンロードしたファイルを起動するとインストールが始まります。
次へをクリックしましょう。
インストール先の選択。変更がなければ次へをクリック
ショートカットを作る場所はお好みで。次へをクリック。
YahooツールバーとJwordプラグインもいかがですか?というフリーソフトにありがちなやつ。要らないなら『いいえ』をクリックしてください。チェックは付けたままでもいいえを選べばOK。
これでインストールは完了です。おつかれさまでした。
対応形式
ここで1つ注意点があります。
音源の対応形式がWAVEファイル(.wav)なので注意してください。おなじみのmp3ファイルを読み込むことはできません。mp3ファイルを扱いたい際は、一度wav形式に変換する必要があります。
ここがこのソフトの面倒なところです。いちいち変換なんかしたくねぇ!という方は、mp3ファイルを編集できるフリーソフトもありますので、そちらの方がよいかもしれません(汗)
使い方
ソフトを起動したら、音源を取り込みましょう。開くをクリックしてフォルダから開いてもいいですし、ファイルをドラックしてもOKです。実際に音源を取り込むと下の画像のようになります。
あとは波形の全体や範囲をマウスで選択して、編集していきましょう。
多彩な編集機能
SoundEngine Freeでは、本当に様々な編集を行うことができます。
今回は、割と簡単でよく使われるだろう機能を紹介していきたいと思います。
というより、あまりに難しい機能については、私自身正直よくわかっていないというのが本音です。
波形の切り貼り
例えば、曲のサビ以外部分を削除することで、サビのみの音源を作成することができます。
やり方は簡単で、削除したい範囲をマウスで選択し、右クリックから削除するだけです。
(音源の波形全体を表示するために、縮小ボタンで波形表示を縮小しているので、なんだかごちゃっとしています。)
同様にサビの後ろの部分も削除してあげれば、サビのみの音源ができあがります。
もともとは3分以上あった音源が、サビのみを残すことで45秒になりました。これぐらいの長さにすると、スマホの着信音などに使いやすいのではないでしょうか。
フェードイン、フェードアウト
フェードイン、フェードアウトとは徐々に音量が大きくなったり、小さくなったりする効果ですね。
やり方は、波形の範囲を選択して、右クリック→フェード→フェードアウトと選ぶだけです。
先ほど作成したサビのみ音源にフェードアウト処理を行った下の画像です。
波形が徐々に小さくなっているのがわかりますね。
ボリューム調整
上のタブにある音量からボリューム調整を行うことができます。
音量は、dBで数値を入力することで、調整することができます。また、ライブラリーを選択すると、『音量を2倍にする』といった簡単な調整を行うこともできます。
ボーカルカット
こちらはボーカル部分をカットすることができる機能です。カラオケ音源を作成することができますね。
上のタブから、その他→ボーカルカットで行うことができます。
細かな数値を入力するのは難しいですが、『女性ボーカルカット』といったライブラリーが用意されているので簡単に行うことができます。
しかし、完璧にボーカルカットすることは非常に難しいです。また、声の周波数帯域をカットしているので、同じ周波数帯域の音もカットされてしまいます。
まとめ
以上、波形編集ソフトSoundEngine Freeの簡単に紹介しました。
紹介した機能の他にも、リバーブ、ディレイ、コンプレッサー、帯域フィルタなどなど、フリーとは思えない程たくさんの機能がありますので、色々試してみてくださいね。